前回、前々回と令和最初の仙台七夕まつりを見てきましたが、3回目の最後は、ぶらんどーむ一番町と一番町四丁目商店街の七夕飾りを見ていきたいと思います。ぶらんどーむの南端には前回も見た巨大な竹飾りが圧倒的な存在感を示しています。仙台市内外の小中学生たちが折った折り鶴で作られた震災からの復興を願う「星に願いを」です。
仙台の七夕には七つ道具と呼ばれる七種類の飾り(吹き流し、短冊、折り鶴、くずかご、投網、巾着、紙衣)を揃えるのが決まり事になっていますが、巨大な吹き流しを下から見上げると、折り鶴の吹き流しに囲まれて巾着、紙衣、投網、くずかごが飾られているのが見えて、ちゃんと仙台七夕の伝統を守っていることがわかりました。
ここから北へ向かって見ていきましょう。
ここから一番町四丁目商店街です。中心部の七夕メインストリートの中では唯一、昔ながらの青空の下で風に揺れる七夕飾りが見られる通りです。
七夕飾りの素材も昔ながらの和紙を使用しているので雨に弱く、雨が降ると濡れないように大きなビニール袋で覆われてしまうという欠点がありますが、それでも他都市の七夕飾りのようにビニールやセロファンなどの雨に強い素材は、あえて使用しないで伝統を継承しているんですね。
北端の定禅寺通までやってきました。今年は暑さが厳しくて歩いているだけでも汗だくになってしまいましたが、全国に誇れる一年に一度のお祭りなので、今年見逃した人は来年は是非見てほしいなと思いました。