街探検・仙台七坂を巡る・その3、新坂

SNSフォローボタン

フォローする

藩政時代の仙台を代表する七つの坂「仙台七坂」を巡る3回目は「新坂」です。地下鉄東西線国際センター駅から北へ進んで宮城県美術館を通り過ぎ、澱橋を渡ったらすぐ左へ曲がり、橋の下へと向かいます。

澱橋の下を通って東へと歩いて行きます。

橋の下を通って行くと住宅街になっています。

このあたりは、尚桐学院の体育館やライオンズタワー仙台広瀬などが立つ場所の崖下です。

澱不動尊の前を過ぎると、坂道が見えてきました。

仙台七坂のひとつ、新坂です。元禄八年(1695)澱橋が架けられた時に、広瀬川の川岸から町の方へ行く坂道を崖を切り開いて新しく作ったので「新坂」と名付けられました。目の前に崖が立ち塞がっていますね。

崖の下を一方通行の細い坂道が右へ曲がりながら上って行きます。

少し行くと、今度は左へと急カーブで曲がります。自動車で通行する場合は危ないのでスピードは出せませんね。

左へ曲がるところに、仙台市の事業で設置された辻標がありました。向かって右側に「新坂」左側には「新坂通」と書かれています。

新坂の最後の上り坂を登って行きましょう。

坂の上までやってきました。ここからは新坂通になります。

新坂を登り切った場所の左側に立派な門が立っています。宮城県知事公館の門です。大正時代に仙台城の寅門を移築したもので、現存する仙台城唯一の建築物として県の有形文化財に指定されています。

知事公館は外国の大使や皇族の方などが宮城県を訪れた際の迎賓館としての役割を担っています。また、結婚式やお祝いなど一般への貸し出しも行っています。撮影した日はお盆休みで休館中でしたが事前に連絡すれば見学もできるようです。

新坂から北へと伸びる新坂通は、現在は東北大学医学部で一部を遮られていますが、輪王寺の門前まで続く道路です。次回の仙台七坂は「元貞坂」を巡ります。

※参考文献
佐々久「仙台あちらこちら」宝文堂
三原良吉「廣瀬川の歴史と傳説」宝文堂




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする