街探検・お祭り間近の三瀧山不動院

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毎年、7月27日と28日の二日間、クリスロード商店街をはじめとした中心部のアーケード街で三瀧不動尊祭禮が行われます。

三瀧山不動院はクリスロードのアーケード内にあります。店舗が立ち並ぶ中にお寺の建物があるので知っている人も多いと思いますが、中へ入ってみましょう。

アーケードから一歩入ると、まるで参道に立ち並ぶ仲見世のように左右に小さなお店が並んでいます。

お茶屋さんやお土産屋さん、御守りや御札の販売所などの前を通って一番奥へ行くと、三瀧山不動院の本堂が見えてきました。

本堂といっても独立した建物ではなく、お店が立ち並ぶ参道を含めたひとつのビルなんですね。ビルの1階部分が誰でも自由に出入りできる通路になっていて奥に御本尊が祀られている形になっています。

お参りする所の横には、ちゃんと手を清める場所もありました。

ビルの壁に本堂の屋根が取り付けられています。この日は御祭り間近ということで参拝する人が多く、また祭りの準備の真っ最中でもありました。三瀧山不動院は正確な開山の年は不明ですが、慶応元年に開山の縁起があり商売繁盛、家内安全の加持祈祷専門の寺院として地元の人たちから多くの信仰を集めています。

本堂の横に仙台四郎が祀られていました。本尊は不動明王ですが、最近は実在した仙台の福の神と言われる「仙台四郎」をお祀りする寺院としても有名になりました。もともと仙台四郎とは直接的な関係はなかったと思いますが、近年、全国的にも有名になった仙台四郎を商売繁盛つながりで祀るようになりました。三瀧山不動院も福の神をお祀りして御利益を受けているのかもしれませんね。

ビルは3階建てで1,2階が三瀧山で3階は商店街の事務所になっています。エレベーターで2階に上がれるようになっていて自由にお参りできます。本尊の不動明王は酉年の守り本尊ですが、2階には十二支全ての守り本尊が祀られています。

2階からは、本堂の小ぶりながらも立派な屋根が見下ろせました。商店街の中とは思えないような空間ですね。

その奥の本堂の2階部分に十二支の守り本尊が祀られた部屋がありました。

三瀧山不動院の存在は知っていても前を通り過ぎるだけの人も多いかと思いますが、商店街の中の祈りの空間をお祭りの時だけでも一度訪れてみてはいかがでしょうか。




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