泉区実沢中山南に聳え立っている「仙台大観音」を2回に分けてお伝えします。1回目の今回は周囲を回って外観を見ていきたいと思います。
大観音の周辺にはイオンやしまむら等の商業施設が立ち並び、住宅街が広がっています。大観音を所有する大観密寺の本堂が背後にあります。
大観音の横にはホテルがあります。もともとは双葉総合開発が「ニューワールドホテル」と言う名前で運営していましたが、その後に経営者が変わり、「ベストウェスタンホテル仙台」「仙台ジョイテルホテル」と名称を変えて、現在は「仙台ヒルズホテル」という名前になりました。
大観音の正面には、レストランや売店などが入っていた「仙台大観音プラザハウス」という建物がありましたが、解体されて更地になっています。最近は大観音を訪れるアジアからの観光客が増えているそうなので、新しい施設を建設するか駐車場にして、綺麗に整備して欲しいものですね。
仙台大観音は海抜181mの高台に立っている高さ100mの観音様で、正式名称は「仙臺天道白衣大観音」と言います。付近一帯を開発した双葉総合開発の会長が1991年に建立、建設を始めた1989年は仙台市制100周年で、それにちなんで高さを100mにしたそうです。
大観音の右手には人々の願いをかなえてくれるという直径3mの「宝珠」を持っていて、左手には人々に知恵を授けてくれるという直径2m、長さ8mの「水瓶」を持っています。
ホテル側から見てみました。大観音とホテルの間は谷になっていて(谷の下は舗装された道路)、ホテルからは橋を渡って行き来できます。
大観密寺の本堂の方から大観音の背後を見てみました。台座の後ろには非常口を兼ねている裏口が作られています。背中の所々に開いている四角い穴は窓で、大観音内部から覗けるようになっているんですね。
大観音の右手のほうから撮影。以前はペットショップや園芸店がありましたが、現在は何もない空き地になっています。以前に比べて大観音の周囲は商業施設が増えましたが、肝心の足元近くが寂しくなってしまったのがちょっと残念です。
大観音の周囲をグルっと回って再び正面に戻って来ました。正面には丸い池があります。
丸い池の横には階段があり、大観音の足元にいる龍の頭へと続いているので、part2では龍の口から仙台大観音の内部へと入って行きたいと思います。
参考サイト
※大観密寺・仙台大観音オフィシャルサイト