平成時代に撮影した写真を、ひとつの事柄に焦点を当てて紹介する「平成懐かし写真・特別版」です。
今回は、仙台駅前の第一ビル一帯が再開発によって「仙台マークワン」へと建て替えられていく過程を見ていきます。
西口のペデストリアンデッキから北側を見ると、屋上にNECやテルモなどの看板が設置されているビルが、1960年(昭和35年)に完成したオフィスビル「第一ビル」です。1階は商業テナント、地下には飲食店街が入っていて、撮影当時は2階がゲームセンターになっていました。
2006年3月に撮影。隣接するビルや駐車場と共に仙台駅北側一帯を再開発するため、解体工事が始まりました。
ペデストリアンデッキの反対側、名掛丁地下通路の方から撮影。どんどん解体が進んでいますね。
2006年6月には再開発現場の建物がほとんど無くなりました。
2006年7月、第一ビル一帯の建物が無くなって、ペデストリアンデッキから高層ビル「アエル」が丸見えの状態になりました。
2006年9月、解体工事から新しいビルの建設工事へと変わっていきます。
2007年2月、建設用の巨大なパワークレーンが姿を現しました。
2007年3月、パワークレーン2基が設置されて建設工事が本格化、ここから鉄骨が組み上げられ始めます。
2007年7月には早くも低層部分が見えてきました。完成後に「仙台パルコ」になる部分ですね。
2007年11月、パワークレーンが設置されてから8ヵ月ほどで最上階まで鉄骨が組み上がりました。
2008年6月には、地上19階建てで高さ97.68m、延べ床面積49,948㎡の建物がほぼ完成していました。工事の竣工は7月31日でした。
2008年8月23日に仙台パルコがオープンしてから、今年(2021年)で13年が経過しました。前身の第一ビルは完成してから約48年で建て替えられましたが、仙台マークワンが建て替えられるのは何十年後のことでしょうね。