平成時代に撮影した写真を紹介する「平成懐かし写真」の特別版として、ひとつの事柄に焦点を当てて見ていきます。
今回は「仙台第2合同庁舎」の経年劣化の状態を見ていきます。
2020年(令和2年)3月撮影
今年3月、桜が満開だった錦町公園を通りかかった時に、ふと違和感を感じて見上げたら「仙台第2合同庁舎」の特徴だった黒い外観の色が、茶色っぽく色褪せていることに気付きました。どれくらい変色したのか、以前撮影した写真を見返してみましょう。
2003年(平成15年)9月撮影
2003年に撮影した写真を見てみると、窓と壁の部分がはっきりわかる位に壁が黒くなっていますね。
2020年(令和2年)3月撮影
現在は、色褪せが進んだ部分と黒が残っている部分があって、特に太陽が当たる東側と南側の色褪せが進んでいるようでした。
2002年(平成14年)12月撮影
2020年(令和2年)3月撮影
近くで見てみると、外壁パネルの色褪せ具合がよくわかりますね。まるで雨に濡れて色が落ちたかのような状態になっていました。
2003年(平成15年)6月撮影
東六番丁小学校の南側、国道45号線に架かる歩道橋から撮影。道路の奥に黒い外観の大きなビルが目立っています。
2020年(令和2年)4月撮影
背後に更に大きな「仙台合同庁舎B棟」が完成したので、手前の「仙台第2合同庁舎」が目立たなくなり、存在自体が色褪せてしまった感があります。現在は役所もコロナウイルスの対応でそれどころではないでしょうが、コロナが落ち着いて余裕が出てきたら外観の修繕を検討して欲しいですね。