平成時代に撮影した写真と令和の現在を比較しながら、仙台の街並みの変化を見て行く「仙台・平成懐かし写真」です。
今回は、西公園の「愛姫櫻」の変遷です。
※2006年(平成18年)12月撮影
地下鉄工事に伴う西公園の再整備で、2006年に植樹された「愛姫櫻(めごひめざくら)」は、福島県三春町の名木「滝桜」を枝分けした子孫の枝垂桜です。撮影した時は植えられたばかりの時で、木を守るために色鮮やかな布で巻かれていました。三春から輿入れした伊達政宗公の正室、愛姫にちなんで名づけられたので、嫁入り衣装をイメージしたんでしょうかね。
※2008年(平成20年)4月撮影
1年半後の春には綺麗な花を咲かせましたが、ひょろっとした頼りなげな感じでした。この時は地下鉄工事の最中だったので、木の背後が仮囲いで囲まれていました。
※2025年(令和7年)4月撮影
愛姫櫻が植えられてから19年後の今年2025年の様子です。枝が大きく張り出してきて見応えのある枝垂桜に成長、「滝桜」の片鱗が少しだけ感じられるようになってきました。数十年後には、仙台を代表する名木のひとつになっていることでしょうね。そして遠い将来、滝桜の子孫の名に恥じない姿に成長していて欲しいですね。