平成時代に撮影した写真を紹介する「平成懐かし写真」の特別版として、ひとつの事柄に焦点を当てて見ていきます。
今回は、現在の国際センター展示棟が建っている場所にかつて存在した「宮城県スポーツセンター」です。
2003年(平成15年)2月撮影
宮城県スポーツセンターは1964年(昭和39年)に完成した観客数4918席の大規模体育館で、プロレス興行や大相撲準場所のほか、コンサートなどにも数多く使用されて、クイーンの仙台公演もここで開催されたそうです。
2003年(平成15年)2月撮影
その後、利府町に宮城県綜合体育館(現在のセキスイハイムスーパーアリーナ)が完成したため、老朽化したスポーツセンターは取り壊されることになりました。
2020年(令和2年)4月撮影
2003年の写真とほぼ同じアングルで撮影。跡地には国際センターの展示棟が建設されました。
2006年(平成18年)9月撮影
2006年に閉鎖されて取り壊しが決まったというので撮影した時の写真です。すでに近くには行けなくなっていました。
2020年(令和2年)4月撮影
ほぼ同じ場所から撮影。国際センターと渡り廊下で繋がれて展示棟が完成しました。
2006年(平成18年)9月撮影
国際センターは1991年(平成3年)に完成しているので、長い期間、スポーツセンターと隣り合わせだったんですね。スポーツセンターを展示棟の代わりとして使用したこともあったようです。手前の銅像は、現在は国際センター駅前の広場の方に移されています。