街探検・仙台トラストシティ

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仙台市中心部を南北に貫く幹線道路、東二番丁通沿いに聳え立つ2棟の高層ビル「仙台トラストシティ」を見てきました。東京の大手デベロッパー「森トラスト」によって再開発され、2010年にオープンしました。

北の柳町通と南の北目町通に挟まれた広大な区画で、東側には住友生命がバブル時代の1989年に建設した東北初の高さ100mを超えた高層ビル「SS30」が建っています。

トラストシティの北側に建つ高層ビルは「仙台トラストタワー」で地上37階地下2階建てで高さ180m延べ面積約125,300㎡の規模の複合ビルです。低層部分には商業テナントが入り、中層部はオフィス、高層部はウェスティンホテルが入っています。180mの高さは2018年現在、関東よりも北の地方では一番の高さを誇る超高層ビルです。

エントランスの柱にクリスマスの飾り付けがされていましたが、毎年この時期は入り口付近の木々にイルミネーションがされています。

オフィスの入り口とは別にホテルの入り口があり、25階のウェスティンホテルのフロントまでエレベーターで一気に行けるようになっています。

トラストタワーの南側に建つのは高層マンション「ザ・レジデンス一番町」です。下から見ると分かりませんが、真上から見るとV字型をしている建物です。

地上29階建てで高さ99.9m、総戸数244戸の規模です。

仙台トラストシティは以前は東北学院の中学と高校があった場所で、2005年(平成17年)に森トラストに売却されました。敷地の一角に「LIFE LIGHT LOVE」と書かれた東北学院跡地の碑がありました。1905年(明治38年)から東北学院だったんですね。

現在は仙台を代表する風景のひとつになった感がある仙台トラストシティですが、これ以降、仙台市内でこのような大きな規模の再開発がありません。経済を活性化させるためにも再び大規模な再開発が行われて欲しいと思いますし、仙台市の行政も条例を見直したり規制を緩和するなどして再開発がしやすい環境を整えて欲しいものですね。